「僕らが毎日やっている最強の読み方」を読んでみて

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最近は、若者の新聞離れなんて言葉もきかなくなってきたくらいです。

もう新聞なんて読んでない方も多いかもしれません。

そんな中、新聞を電子版含めて数社読んでいて役に立つなって思っていた矢先に見つけた本です。

2016年12月に出版…となっていてびっくりしました。

それは、情報収集の仕方や考え方がネット中心の今でもとても参考になるからです。

2人の新聞の捉えかた

ジャーナリストとしてだけでなくTVでも活躍していた池上彰氏と、作家の佐藤優氏の新聞の読み方について対談形式でかかれている本です。

冒頭で、2人の新聞の読み方、雑誌や本との読み分け、新聞などを読むこと得られる楽しみなどが書かれています。

そもそも新聞ってどうやって活かすの?新聞と本ってどっちがいいの?なんて考えていたり、迷っていた自分にはどんどん読みたくなる冒頭のはじまりでした。

それぞれお2人が、日頃どの時間にどの新聞をどのくらい読んでいるかの詳細までかかれています。

ライフスタイルの中に新聞があり、まさに新聞から情報収集しどういかしていくのか具体的にかかれています。

一般的な読み方の部分を切り取って話が書かれているものとは違い、朝起きてから寝る前までの過程が書かれていたので驚きました。

2人の新聞から掘り下げて思考を深める

新聞ごとの思考などを解説し、どういった考え方で一つの事柄について書いているのか?といったことも書かれていて新聞社ごとの個性もわかります。

海外の新聞についても同様、それぞれの思考などがわかりやく説明されています。

さらに、新聞で気になったことやさらに堀り下げて思考を深めたり、情報を収集する際の方法も具体的にかかれています。

雑誌・本・ネットと幅広くその媒体ごとの良い点がかかれています。

一つの事柄に対して、2人のように新聞だけでなく様々な媒体を使い調べていくことの楽しさも、対談式でのやりとりの中でわかりやすく伝わってきます。

まとめ

媒体が増えていく中で、どうやって活かしていくのか?をわかりやすく教えてくれました。

同じ新聞でも傾向や、思想などがちがうことはもちろん、専門的なことの為に必要な新聞などとても勉強になりました。

記事を書く人の思想や、新聞社の思想など一つの事実に対しての様々な思考に触れられることで、自身の思考が深まります。

経済的に厳しいので、全部の新聞を読み続けることは厳しいですが、知っていれば必要に感じた時にすぐに調べらます。

2人の情報収集することの大切さ、その活かし方を少しでも学び情報収集の質をあげていきたいです。

2016年12月に発行されている本ですが、「情報収集の本質」を考えさせられる2021年に読み価値がある本だと思います。