橋に魅入られて

最終更新日

実在する色々なマニア

世の中には、色々なマニアがいます。アイドルマニア・アニメマニアは、既に一般的な立ち位置です。中には地形そのものに魅力を感じる地形マニア、すごい人になると「ご自由にお持ち帰り下さい」となっている物を収集するマニアもいらっしゃるようです。
そして橋梁に魅入られた、橋梁マニアもいらっしゃいます。70万以上ある橋梁を全て写真に収めることを夢見る、撮り鉄ならぬ撮り橋梁もいます。

橋梁マニアになったきっかけは?

橋梁マニアになるきっかけは、人それぞれです。多くはたまたま偶然見かけた橋梁がカッコいいと感じ、以降橋梁にのめり込むパターンでした。確かにマニアでなくても、おもわず見とれてしまう橋はあります。
例えば東京にある萬年橋は、映画やドラマのロケとして頻繁に登場します。橋全体のシルエットがとても美しく、おもわず見とれてしまうほどです。同じく東京にある勝鬨橋(かちどきばし)のライトアップは、一種の芸術品と言っても過言ではありません。美しい橋の風景を見ると、橋マニアが入れ込むのも自然の流れと言えるでしょう。

日本の橋は世界レベル

ちなみに日本の橋は、世界の橋梁マニアからも注目されているほど。世界を対象に「最も美しい橋」として、日本の橋が選ばれたそうです。ちなみに、世界から美しいとされた日本の橋は、永代橋と山口県にある錦帯橋。見た目の美しさだけでなく、機能性や耐久性も世界的に注目されています。パラオにある大きな橋は、日本の建設業者が手掛けました。当初は別の国が橋の建設に取り掛かっていたものの、ずさんな工事が原因で崩落。橋がなければ、現地の人は生活できません。そこで名乗りを上げたのが、日本の会社でした。日本の会社は見事な橋をパラオにかけ、今では日本とパラオの友情を象徴するものとして悠然と建っています。
世界的に見てもレベルが高い橋を手掛けたのは、橋梁鳶です。橋梁鳶は多くの人の心を突き動かしてマニアを生み出し、そして国と国との友情の架け橋をもつくりあげたのです。とんでもない功績と言えるでしょう。