居宅介護サービス、気になる料金は?

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介護保険サービスの中の居宅介護サービス。要介護・要支援状態の人が、自宅に住みながら受けられるサービスのことです。さて、今回はそうしたサービスを金銭面から見てみましょう。
介護保険サービスというのは、要介護度に合わせて1カ月当たりの利用限度額が決まっています。まず、要支援の場合です。
要支援1…50,320円
要支援2…105,310円
次に、要介護の場合を示します。
要介護1…167,650円
要介護2…197,050円
要介護3…270,480円
要介護4…309,380円
要介護5…362,170円
支援度や介護度が上がれば上がるほど、利用の限度額が上がるということですね。要支援、要介護とも、限度額は最も低い区分と最も高い区分で2倍以上の差があります。ただ、この枠内で支払う金額の全てを払うわけではありません。利用者の自己負担は所得額に応じて1~3割に別れています。つまり、負担割合が最も低い1割の人なら、月5,000円台から30,000円台で利用できるということですね。この限度額を超えてサービスを利用すると、超過分は全額が自己負担になります。

▼身体介護か生活援助かで違い
ヘルパーに自宅へ来てもらい、日常生活のさまざまな場面を助けてもらう訪問介護サービスでは、食事や入浴、排せつなどを助けてもらう「身体介護」と掃除や洗濯など家事のようなところを助けてもらう「生活援助」があります。要支援1、2の場合、身体介護も生活援助も料金は変わりません。週1回なら1,176円、週2回なら2,349円です。
一方、要介護のケースでは身体介護か生活援助かで金額が異なります。例えば身体介護の場合、20分から30分未満の料金は250円ですが、生活援助の場合は20分から45分未満の料金が183円です。何となくのイメージで考えても、ヘルパー側からすれば身体介護は生活援助よりも大変そうです。身体介護の料金が高いのは当然と言えますね。
府中にも居宅介護を行う事業所があるので、詳細については問い合わせてみると良いでしょう。