産業廃棄物について

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意外と奥深いゴミについて

ゴミは環境を破壊する大変危険なものです。しかしゴミを出さずに生きていくのは、不可能な話。ゴミを出しながら環境を守るには、適切なやり方で処理をしなければいけません。産業廃棄物では種類により、細かくルールが決められています。万が一ルールを破って廃棄をしてしまうと、大変どころの騒ぎではありません。
では、どうすれば良いのでしょうか。産業廃棄物について、詳しく見てみましょう。

産業廃棄物と一般廃棄物

一言でゴミと言っても、色々な種類があります。「産業廃棄物」と「一般廃棄物」です。産業廃棄物の定義は「事業活動に伴って生じる廃棄物」と、されています。廃棄物のうち法律で規定されたゴミが「産業廃棄物」です。
例えば石炭のがら。石炭を燃やしたあとに残る、燃えカスのようなものです。もし石炭がらをそのまま捨ててしまうと、環境破壊につながる恐れがあるのです。実際に鉛やヒ素などの、有毒な物質が検出された事例もありました。法律で定められていない廃棄物が、一般廃棄物です。

産業廃棄物の処理方法

産業廃棄物の処理についてです。最初に収集から行います。収集をするのに特別な許可は必要ないものの、委託を受けての収取ならば専用の許可が求められるでしょう。収集した廃棄物は、分別・粉砕・脱水・償却など作業に取り掛かります。以上を「中間処理」と予備、廃棄物の量を少なくする役割も担っているのです。また中間処理の最中に、再利用可能なものは「資源」としてとっておきます。
中間処理が終われば、いよいよ最終処分です。土の中に埋める・海に投棄するのが「最終処分」です。

リサイクルに力を入れる

栃木にある産業廃棄物を取り扱う業者は、回収をしたからとはいえ、全て処分することはありません。再利用できるものは、極力リサイクルへと回しているのです。
最終処分に対応している土地には、限りがあります。今は何とかなったとしても、近い将来は処分できる所がなくなるでしょう。どれだけリサイクルに回せるかが、今後の鍵となりそうです。