測量の新しい形!三次元測量とは?

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測量は町中でよく見かける

町中で何かの機械を使って、調査している人を見たことがないでしょうか。作業服のようなものを着用し、所構わずに土地を調査。彼等は測量士と呼ばれる人達で、工事や土地の調査等をおこなっているのです。
かつては「光波測距儀」や「電波測距儀」で、測量が行われてきました。二次元的に平らな場所での測量には向いていますが、土地は必ずしも平坦とは限りません。山もあれば谷もあり、建物もあります。そこで用いられるのが、三次元測量です。

三次元測量とは?

三次元測量は、地形の凹凸や建物などの情報をも専用の機械で三次元的に計測する方法を言います。方法は色々ありますが、オーソドックスなやり方と言えば「三角測量」でしょう。文字通り、三角形の原理を使った測量方法を言います。
例えば木の高さを測るとします。まずは、木から離れた場所に立ちます。立った場所から木までの距離を計測。木のてっぺんから立った場所まで線を結び、地表の角度を計算。地表の角度がわかれば、木の高さが測れます。

レーザーを使った測量

「タイム・オブ・フライト(ToF)」も、三次元測量としてよく使われています。測りたい対象物にレーザーを照射。レーザーが跳ね返って元に戻るまでの時間を割り出し、距離を計測するやり方です。前橋で三次元測量を行う会社は、レーザーでの測量を採用しています。
ToFで計測すると、計測した情報を画像として出力することが可能。データを3Dモデルに起こせば、より細やかな工事計画も建てられるはずです。レーザーを使った計測には「フェイズシフト方式」と、呼ばれるやり方もあります。

三次元測量のメリット

三次元測量がもたらすメリットは、たくさんあります。例えばレーザーを使っての測量の場合は、複雑な地形でも短時間で正確に測量ができる点です。山の中など足場が悪い場所であっても、安全に測量できるのも大きいもの。
さらに危険な場所や人が入れない場所では、ドローンを使った「空撮測量」がおこなわれます。今までは航空レーザーを使っていましたが、コストがかかります。でもドローンを使えば、コストはかなり抑えられます。