40代後半からは肩肘張らずに仕事するのが大事

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40代後半になり、課長と課長補佐との間にある重要な役職に着いた私ですが、今までの仕事のやり方では通用しない、どうしようと悩んでいたときに出会った本です。

40代前半までは与えられたミッションにひたすら打ち込めばよかったのですが、人の上に立つポジションに着くと、上司と部下との間を上手く立ち回る余裕を持ったコミュニケーションスキルを磨くことの大切さを教えてもらいました。

同期の中で一番に昇進して嬉々踊る心

46歳になった私は10月人事で本部に再び戻り、かつ、課長下のナンバーツのポストに就くことになりました。

同期の中でも一番の昇進で心が躍りました。

赴任そうそうロケットダッシュだと、はりきって仕事に打ち込もうと意気込んでいました。

課長の下で、数名の課長補佐を束ねるわけですから、気合入れて取り組んでいました。

そんな気持ちを持ちながらも、実は不安で不安で仕方ありませんでした。

複雑な人間関係にブルーになる心

その不安とは人間関係です。

実は上司の課長とは、昔から生理的に気が合いませんでした。

一緒に直接仕事をしたことはなかったのですが、私を見る目が冷たいのです。

気にくわない奴とすれ違ったと思っているのか、げげんな顔をします。

案の定、プロジェクトの方向性を議論した際は、波長が合いません。

他方、部下の課長補佐たちは、驚くほど課長と気が合っています。

いつも和気あいあいと話し込んでいます。

また、この40歳前後の課長補佐たちは、みんな我が強く、自分の思うとおりにしないと気が済まないといった扱いにくい人たちです。

そのうち、私を飛ばして課長にあげて物事を進めるようになりました。

私はみるみると自信をなくしてしまい、憂鬱な日々を過ごすことになりました。

マニュアルに頼るな!第二の思春期を楽しめ!

そんな悩んでいるときに出会った本が「頭がいい人の45歳からの習慣術」です。

40代後半からはマニュアルは通用しない、人生を充実させるための数々の行動ヒントがあげられていました。

遊びのバランスシートなど前向きに思考する心得ノウハウ、心配しても心が損するだけだと頑張らない習慣術、組織と上手くつきあうしたたか習慣術など、私の行動形態や思考回路を見直すヒントが散らばれ書かれていました。

言うこときかない部下を何がなんでもきかせようと思わなくなりました。

また、気が合わない上司にも毎日笑顔さえ振る舞っておけば、差し障りのない無難なつきあいはできると分かってきました。

悩み多い第二の思春期とも言える時期を楽しんで過ごそうと思えるようになりました。

まとめ

これまでは評価を受けるためには、遮二無二に仕事に邁進しないといけないと、日々スーパーサイヤ人に変身するか如く、ハーと気合いを入れて、スポ根魂で取り組んでいました。

しかし、この本と出会い、我が形成されてきた中堅の部下を扱っていくには、気合いだけではダメだ、手を抜いて脱力したり、ユーモラスな言動をとったり、ときには砕けないといけないと分かるようになりました。

肩肘張らずに仕事することが大事だということを教えてもらいました。

そうして第二の思春期を楽しめばよいのです。